あれから1年経ちました。ショールームで仕事上の取引業者の方と話をしていた時に地震がきて
いつもより揺れが大きくまた長かったのを覚えています。
僕のいる地域は電気が落ちて翌日まで復旧しませんでした。
その後、計画停電や車の販売など我々の業務にも支障をきたした1年で、車を製造するのに
東北地方で作られる部品が多数あることを知った1年でもありました。
津波で家族を亡くした人、原発事故で住まいを離れなければならなかった人にしてみると
時間はあの日から止まったままなのかもしれません。
ただ今を生きるわれわれは立ち止まっているわけにはいきません。
先日、僕は自宅に太陽光発電を入れる事を決めました。
連日の震災を取り上げたテレビを見ていると採算がとれるとれないはもう関係ありません。
節電やひいては地球環境のことを考えると悩むことではありませんでした。
月日は百代の過客にして行きくふ年もまた旅人なり。
松尾芭蕉が東北を旅した紀行文「奥の細道」の冒頭です。
月日は過去から未来へ百代にもわたるほどの旅人だが、行く年来る年も同じような旅人である。
というようなことであるが、
僕もまたこの時代を生きる旅人である。
また明日からがんばろう。
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